野生きのこについて学ぶ講習会を主催 福島県・川内村を中心に活動しています
野生きのこに関心を持つ方の多くが「食べられるか、毒か」の見分け方に興味を示すのに、いざその料理法となると、汁物に入れるなどバリエーションは案外に狭いのでは? 講師の奈良先生は、採取したきのこの味の引き出し方なども熱心に研究されています。
その一環として、米・調味料をセットした電気釜を持参し、「コウタケ入り炊き込みご飯」を味見。楽しい講習会となりました。

ほとんどきのこが発生していないため、珍しくフィールドワークの成果がない講習会となりました。なぜ発生しないのか、定点観察を行っていると、きのこの発生条件が理解できるようになります。
3日間暑い天気が続く+降雨 … きのこ発生
きのこは子孫を残す胞子を地面にばらまくために発生するということを考えると、条件がそろったとき、一斉に発生します。採取されたきのこが少ないため、通常の座学に加えてスライドによる講習も行われました。

当講習会講師である奈良先生によると、一年を通して阿武隈で野生キノコを観察することができるそうです。とはいえ、冬の寒い時期は発生する種も数も少ないことから、シーズンオフを次年度のための学習時期ととらえ、「冬の講習会」を開催致しました。
山中できのこを前にして興奮しない人はいません。落ち着いて野生きのこの見分け方を学ぶには、座学が効果的と、奈良先生。主なきのこ50種類、100種類を写真などの資料で学び、実際に山の中で出会ったときに役立つよう、多くのきのこを覚えることを目標にしました。一般的に「きのこ名人」と呼ばれる方でも5種類程度のきのこを見分けられる程度。参加された受講生方達は、さまざまなシーンで撮影された野生きのこを見て最低でも20〜30種類のきのこを見分けることができるようになりました。

講習以外にもGPS装置を使って、安全に山の中を移動できるよう、使い方を学ぶシーンもありました。毒きのこに当たる危険よりも、山中で遭難して命を落とされるケースが増えています。自然の中で安全に野生キノコを楽しむための準備も大切なことです。GPS装置を利用すると、採取したキノコの場所をデータとして保管し、撮影した写真と連動させることもできます。
